普門軒の禅のミカタ

なぜ禅は世界から注目されているのか【月・金の朝更新】

信心銘の話〈その18〉

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その自然には、その根拠が消えてしまっていて、何も比べることができない。動きを停めようにも動きがなく、静止を動かそうにも静止がない。2つの立場が成り立たない以上は、1つの立場がどうして成り立とうか。とことんまでつきつめられて、そこには手本というものが残っていない。

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信心銘の話〈その17〉

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眼が覚めている時は、どんな夢も見ることはない。自分の心が変化しなければ、様々な存在はさながらに一つである。さながらに一つであるその本体は不可思議で、ごろんとしていて手がかりがない。そこでは、様々の存在が同じに見られて、自然の状態に帰るのだ。

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信心銘の話〈その16〉

f:id:fumonken:20200608202201j:plain眼が覚めている時は、どんな夢も見ることはない。自分の心が変化しなければ、様々な存在はさながらに一つである。さながらに一つであるその本体は不可思議で、ごろんとしていて手がかりがない。そこでは、様々の存在が同じに見られて、自然の状態に帰るのだ。

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般若心経の口語訳を作ってみたいと思ったきっかけ

私はこれまで、お経は、内容よりも、それを一身に大きな声で読むことが、まずは大切だと思って参りました。しかし、ふとしたきっかけで、いろいろな方々が般若心経の現代語訳、口語訳をなされておるものを読み、本当に頭の下がる思いと、大きなショックを受けました。

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般若心経 現代語訳その1

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約2ヶ月ブログを休んでおりました。2番目の子供が生まれ、ガタガタしており、なかなか集中できず、申し訳ありませんでした。今回、ブログ再開として、毎日読んでいる般若心経を現代語にしてみました。今回はその第1弾です。何度か改変していこうと思っています。

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信心銘の話〈その15〉

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心を見失うから寂と乱の対立を生み出すが、気づけば何の良し悪しもない。およそ対立なるものは、わけもなくこちらが物をはかるからである。夢と幻想と空虚な華を、どうしてわざわざ掴もうとするのか。手に入れるとか失うとか、正しいとか正しくないとかいうことは、一挙にさっぱり手放すことだ。

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信心銘の話〈その14〉

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六官の対象に逆らわなければ、元々ブッダの悟りと変わりないのだ。智者はことさら何もしない、愚者は自分の縄で自分を縛っている。存在はおよそ変わったものなぞないのに、人は訳もなくっつきたがる。自分の心で自分を使うことは、とんでもない間違いではないのか。

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信心銘の話〈その13〉

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本性のままで大道と一致し、ゆらりゆらりとのんびり歩いて何の悩みもなくなる。心を一つの対象にくくりつけると真理にはぐれ、心が沈みこんで自由を得ぬ。自由を得ぬから精神をすり減らすのである。どうして道に遠ざかったり、近づいたりする必要があろうか。同じ一つの乗り物を手に入れたいと思うなら、六官の対象に逆らってはいけない。

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ホーホケキョ

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今日、鶯の鳴き声を聞きました。今年の初鳴きです。

世の中は武漢ウィルスでゴタゴタしております。みなさん体調の方はいかがですか。てれびやいんたーねっとでは、連日に渡り、今日は何人感染したとか、あの国の状況はどうだとか、そんな情報が飛び交っております。私ももちろんそうですが、そんなこと気にしてしまい、とらわれてしまう。

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信心銘の話〈その12〉

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本性のままで大道と一致し、ゆらりゆらりとのんびり歩いて何の悩みもなくなる。心を一つの対象にくくりつけると真理にはぐれ、心が沈みこんで自由を得ぬ。自由を得ぬから精神をすり減らすのである。どうして道に遠ざかったり、近づいたりする必要があろうか。同じ一つの乗り物を手に入れたいと思うなら、六官の対象に逆らってはいけない。

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信心銘の話〈その11〉

f:id:fumonken:20200228062648j:plain大道はそれ自体が広々としていて、歩きやすいとか歩きにくいとか言うことがない。考えの小さい人は小さいことを心配して、道を急げば急ぐほど、いよいよ道が遠くなる。物にとらわれると尺度を失い、きっと間違った道に入り込むものだ。手を離せば、元々自然で、道そのものは行くこともとどまることもない。

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