普門軒の禅のミカタ

なぜ禅は世界から注目されているのか【月・金の朝更新】

信心銘の話〈その14〉

f:id:fumonken:20200327170251j:plain

六官の対象に逆らわなければ、元々ブッダの悟りと変わりないのだ。智者はことさら何もしない、愚者は自分の縄で自分を縛っている。存在はおよそ変わったものなぞないのに、人は訳もなくっつきたがる。自分の心で自分を使うことは、とんでもない間違いではないのか。

続きを読む

信心銘の話〈その13〉

f:id:fumonken:20200323162815j:plain
本性のままで大道と一致し、ゆらりゆらりとのんびり歩いて何の悩みもなくなる。心を一つの対象にくくりつけると真理にはぐれ、心が沈みこんで自由を得ぬ。自由を得ぬから精神をすり減らすのである。どうして道に遠ざかったり、近づいたりする必要があろうか。同じ一つの乗り物を手に入れたいと思うなら、六官の対象に逆らってはいけない。

続きを読む

ホーホケキョ

f:id:fumonken:20200313132940j:plain

今日、鶯の鳴き声を聞きました。今年の初鳴きです。

世の中は武漢ウィルスでゴタゴタしております。みなさん体調の方はいかがですか。てれびやいんたーねっとでは、連日に渡り、今日は何人感染したとか、あの国の状況はどうだとか、そんな情報が飛び交っております。私ももちろんそうですが、そんなこと気にしてしまい、とらわれてしまう。

続きを読む

信心銘の話〈その12〉

f:id:fumonken:20200309061058j:plain

本性のままで大道と一致し、ゆらりゆらりとのんびり歩いて何の悩みもなくなる。心を一つの対象にくくりつけると真理にはぐれ、心が沈みこんで自由を得ぬ。自由を得ぬから精神をすり減らすのである。どうして道に遠ざかったり、近づいたりする必要があろうか。同じ一つの乗り物を手に入れたいと思うなら、六官の対象に逆らってはいけない。

続きを読む

信心銘の話〈その11〉

f:id:fumonken:20200228062648j:plain大道はそれ自体が広々としていて、歩きやすいとか歩きにくいとか言うことがない。考えの小さい人は小さいことを心配して、道を急げば急ぐほど、いよいよ道が遠くなる。物にとらわれると尺度を失い、きっと間違った道に入り込むものだ。手を離せば、元々自然で、道そのものは行くこともとどまることもない。

続きを読む

信心銘の話〈その10〉

f:id:fumonken:20200119071909j:plain主観は客体が消えるとともに消え、客体は主幹が亡くなるのに伴ってなくなる。客体は主観に対して客体であり、主観は客体に対して主観である。両者の区別を知りたければ、もともと同一の空だと知れ。同一の空がそのまま二つの部分と変わらず、あまねく無数のすがたを包んでいる。精緻と粗雑の差もないのに、どうして一方だけの片よりが認められようか。

続きを読む