新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年は、私たちの社会において、様々な動揺が起きた一年でした。
般若心経 現代語訳その3
これまで数ヶ月にわたり拈提してきました般若心経の現代語訳の第3弾が出来ました。この第3弾はもう少しわかりやすくなったと思います。今回はとくに自信をもったものになりました。一度、読んでみてください。
穏やかに暮らすための9つの禅の習慣
禅のいう「穏やか」とは最小限で満足できることです。では穏やかな生き方を得るための習慣とは、ズバリ余計なことはしないことです。あれやこれやと余計なことを比べたり、調べたり、考えたりしない。目の前のことに没頭するのです。文字通り、頭を没するというのです。「今」という瞬間を一所懸命に過ごすのです。結果よりも「する」ことの方が尊いというのです。
普門軒は寶暦元年に開かれた臨済宗のお寺です
普門軒には残念ながら古文書などは一切残っておりません。ただ、昭和5年の移転の際に府庁に提出した書類に由緒などが書きまとめられています。
続きを読む摩訶般若波羅蜜多心経 現代語訳完成!!
般若心経の現代語訳に挑戦してきましたが、ある程度の形がようやくできあがりました。今後は法事などの際には、般若心経をお経としてお読みする前に、この現代語訳を読んでから始めようと思います。これから数回にわたって般若心経のお話をさせていただきます。
続きを読む信心銘の話〈その22〉
存在がそのまま非存在であり、非存在がそのまま存在だ。もし、そうでなければ、決して固守する必要はない。任意の一つがそのまま総てであり、総てはそのまま任意の一つである。もし、こいつがいけたら、もう大丈夫、それが究極だ。まごころは相対的なものではなく、相対的でないからこそまごころだ。ここでは、言語のすべは総て断ち切られ、過去、未来、現在というような限定はない。
続きを読む信心銘の話〈その21〉
真なる世界は、相手もなければ自分もない。さしせまってそれにピタリでありたいなら、ただ相対であるなと言うばかりだ。相対でないからすべての一つであり、そこに包み込まぬものはない。世界中の智者は、誰でもこの原理に帰着する。真理は時間的に延びたり、縮んだりするものではないから、一瞬につかめば万年も変わらぬ。真理は在るところと無いところの区別がないから、世界中が一様である。小さい事物を押し詰めてゆくと、大きい原理と一つになって、その分かれ目を忘れてしまう。大きい事物を押し詰めてゆくと、小さい原理と一つになって、その終わるところが見えない。
お経の話4 お経の解釈の結果
仏典の種類には大きく『経』『律』『論』の三種類ございます。『経(きょう)』はお釈迦様の教えをまとめたもの。『律(りつ)』は仏教徒としての行動規範をまとめたもの。『論(ろん)』は経や律を研究して注釈をまとめたもの・・・。
続きを読むお経の話3 『律』『論』について
仏典の種類には大きく『経』『律』『論』の三種類ございます。『経(きょう)』はお釈迦様の教えをまとめたもの。『律(りつ)』は仏教徒としての行動規範をまとめたもの。『論(ろん)』は経や律を研究して注釈をまとめたもの・・・。
続きを読むお経の話2 『経』について
経典の種類には大きく『経』『律』『論』の三種類ございます。『経(きょう)』はお釈迦様の教えをまとめたもの。『律(りつ)』は仏教徒としての行動規範をまとめたもの。『論(ろん)』は経や律を研究して注釈をまとめたもの・・・。
続きを読むお経の話1 お経はお釈迦様にまつわるお話の全集
「お経」という言葉には、敬意あらわす「お」がつきますからもちろん日本語です。中国語では「お」をとって、「経」といいます。これは古代インドの言語サンスクリット語の「スートラ」を漢訳した言葉です・・・。
続きを読む信心銘の話〈その20〉
心がピタリと一つになって、作為はすべて尽きはてている。ためらいは完全に底を払って、純なる精神が調和を保つ。すべて何も残らず、思い起こすことはない。形のない光明がちゃんとものを映し出して、こちらの意識を働かせるまでもないのである。思慮分別を超えたその世界は、知識や情意で測ることができない。
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